稼働時間、拾っていますか?
設備の稼働時間と言えば、我々加工メーカーの現場にとって最重要指標といってもいいと思います。
稼働時間と様々なデータを組み合わせて使っていくことで、問題点が見え、改善が進むのではないでしょうか。
でも、拾うのとても大変ではないですか?
設備側で拾ってくれれば楽ですが、拾ってくれない設備もあるでしょう。
ちなみに弊社の設備の大半は拾ってくれません。
人の力で拾うととてつもない労力がかかります。
設備の力を後付けするとかなりのコストがかかります。
そして、それらを集計する手間が生まれ・・・結果、稼働時間はお高いデータとなってしまいます。その価値はあると思いますけどね。
楽に、コスト低めで拾いたいと思いませんか?
さぁ、ここで発揮するは、弊社の「チャレンジ」です。
コスト低めで、楽に、手作りで、稼働率を拾えることを目指して、活動していきます!
我々が目をつけたのは、IoT(もったいぶるような珍しいものでなくてすみません)
ちょこっと説明をば。
IoT・・・Internet of Thingsの略語で造語。
意味としては、モノのインターネット(直訳)
物に通信機能をくっつけて、いろいろしようぜ(意訳)
このいろいろが広くて、稼働状況を監視したり、遠隔操作したり、自動でいろいろなデータ集めして予測をたてたり、とIoTを有効活用出来たら世界が変わるよ!と思えるレベルのポテンシャルを持っています。
そのIoTの機器として名を馳せるRaspberry Piを使ってあらゆる面で素人の我々が、IoT機器を作る。
これにチャレンジしていきます!
さぁ、まずは、Raspberry Piをセットアップしていきます。
OSがLinuxベースなので、・・・・・
無線LANの設定だけ・・・
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~活動の内容を文章にしたら2000文字を余裕で超えたので詳細は割愛します~
(割愛したものの、苦難の連続であったことは申し添えておきます。)
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そんなこんなで出来ました!
作ろうと思っていたもの
① 安定した動作で、設備の稼働時間を取得して、自動アップロードする機器
② アップロードしたデータを集計して見やすい表現のシステム
出来たもの
① ときどきネットワーク上から行方不明になるけど、設備の稼働時間を取得して、データを下さいとお願いしないとデータをくれない機器
② もらったデータを集計して、絶妙に見やすくない表現のシステム
うん、まぁ、現実は非情ですね。
さすがに自動アップロードは難しすぎました。
必要な知識の範囲がはんぱないです。セキュリティ、ネットワーク、電子工作、Linux、プログラミング・・・。
作ろうと思っていたものがとても高度であることを思い知りました。
しかし、改善点はあるものの、あらゆる面で素人であった我々でも、求めていた稼働時間を自動で取得して、手動ですがデータをアップロードするIoT機器を作ることが出来ました。
そして、手作りで作ったことによって、新たな可能性も感じています。
ちょっと手を入れれば、このデータも拾えそうだし、この改善に繋がるのではないか。
今までは諦めていたけど、このデータも拾えそうだ。などなど。
1万円もあれば物は揃います。情報はネットの海にいくらでもあります。
やってみてわかったことは多くあります。実際のシステムを導入に、参考になる部分もあります。
あとは、やってみるかどうかです。
是非、みなさんもチャレンジしてみてくださいね!
リクエストが多ければ、割愛部分を公開するかも?
~お知らせ~
・Raspberry PiはRaspberry Pi財団の登録商標です。